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「え、こんなに筋肉が…」りくりゅう&かなだいの“肉体改造”…シングル時代と比較したらスゴかった「木原は体重20キロ増」「高橋の1日4食生活」 

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松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

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photograph byAsami Enomoto

posted2023/04/07 11:07

「え、こんなに筋肉が…」りくりゅう&かなだいの“肉体改造”…シングル時代と比較したらスゴかった「木原は体重20キロ増」「高橋の1日4食生活」<Number Web> photograph by Asami Enomoto

3月の世界選手権で好成績を残したりくりゅうとかなだい

木原の体重はどうやって「約20キロ増加」した?

 175cmとスケーターの中では高身長の木原は、2013年の冬季国体のあと、ペアに転向した。

 シングルの頃の体重は60kgほど。ペアになれば女性スケーターを空中に投げ上げて回転して降りてくるのを受け止めるツイストリフトをはじめ、さまざまな点でシングルとは異なるため、ペアに適した身体作りを始めた。

 食事のメニューで大きな軸となったのが、タンパク質をとることを目的とした鶏の胸肉だった。どれだけ飽きようとも、胸肉を中心に口に運び続けた。2021年のNHK杯のとき、三浦との2人のキャッチフレーズが話題になったことがある。そのとき木原は「胸肉、もも肉とかいいんじゃない?」と言って三浦に却下されたが、その言葉も、食への長年の取り組みを思わせる。

 食の変化に限らず、ペア転向後は筋力トレーニングも取り入れた。

 シングルの頃から体重は大幅に増え、80kgに及ぶか及ばないかというところにまでなったという。そして何より、衣装を通しても分かるほどの体型の変化が、木原の努力を物語っている。

高橋がアイスダンス転向時に語った「肉体改造」

 ペアとは異なるが、アイスダンスにもリフトがあるなど、男性スケーターにパワーが求められる部分は大きい。

 2019年9月、高橋は村元とともにアイスダンスに転向することを表明したが、その時にこう語っている。

「2人の身長差がないので、僕が小さいのが(アイスダンスでは)不利な部分ではあると思います。まだリフトの練習はやってないですけれど、まず肉体改造からだと思っています。シングルは、あまり上半身に筋肉がつきすぎても邪魔になってくるので、ウェイトトレーニングはやらないので」

【次ページ】 「パートナーを落としたくない」という責任感

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