3位　伊藤大海（日本ハム／25歳）　139票

イタリア戦の伊藤大海。完璧なリリーフで日本のピンチを救った　©Naoya Sanuki

　3位はWBCで被安打0、与四死球0というパーフェクトな成績を残した伊藤大海です。重要な場面でリリーフとして起用され、3桁を超える139票を集めました。

　とりわけ印象的だったのが、「負けたら終わり」の準々決勝イタリア戦。先発の大谷翔平が5回に2失点し、なお2死一・三塁というピンチでマウンドに上がった伊藤は、持ち前の強心臓ぶりをいかんなく発揮。緻密なコントロールで後続を抑え、イタリアに傾きかけた流れを日本に引き寄せました。

　アメリカとの決勝戦でも6回に登板し、3者凡退に抑えた伊藤。「ランナーを許さない抜群の安定感、マウンドでの落ち着きが圧倒的だった」（28歳・女性）と多くのファンを感嘆させました。

「大会を通じて被安打0と成績も内容も素晴らしいピッチングでした！　特にイタリア戦で大谷が残したランナーを返さなかった投球は試合を決定づけたと思います」（31歳・男性）

「ノーヒットどころか1人のランナーも出さない。完璧でした」（64歳・男性）

「ここで点を取られたら負けていたかもしれないというピンチの場面や、決勝の緊張する場面でもパーフェクトピッチングをしてくれたため。他のどの投手よりも安定感があった」（27歳・男性）

2位　ダルビッシュ有（パドレス／36歳）　476票

侍ジャパンの投手陣を牽引したダルビッシュ有　©Naoya Sanuki

　侍ジャパン最年長にして“2009年の優勝を知る男”ダルビッシュ有が、476票を集めて2位にランクインしました。

　メジャーリーガーでは唯一、宮崎キャンプからチームに合流。「気負いすぎ。戦争に行くわけではない」という金言に始まり、“ダル塾”と呼ばれた若手投手へのアドバイスや、人見知りの宇田川優希をチームに溶け込ませた“宇田川会”など、さまざまな角度から侍ジャパンを支えました。

　決勝前にはアメリカの打者の特徴を伝える役割も担ったダルビッシュ。自身は難しい調整を強いられながらもチームに尽くそうとする姿勢に、栗山監督も「ダルビッシュジャパンと言っていい」と惜しみない感謝と称賛の言葉を贈りました。

「宮崎キャンプ中から、チームの柱としてフル稼働していたのが印象的だった。世界一はダルビッシュさん抜きでは考えられない」（43歳・女性）

「ピッチャー陣というよりも、今回の『侍ジャパン』をまとめた、最大の功労者だと思います」（65歳・男性）

「チームへの貢献度の高さ。自らの調整より若手のサポートを優先していた話を知り、間違いなく彼こそがMVPだと思っています」（32歳・女性）

「若さという武器に、経験とリーダーシップを加え、名実ともに世界一の投手陣に昇華させた」（21歳・男性）

「宮崎キャンプからチームの雰囲気づくりに尽力され、若い侍メンバーとメジャーリーガーとの垣根を取り払ってくれました。また、自分の投球技術を伝授したり、投球アドバイス、時差ボケ解消法など、投手としての貢献以外でも凄く頼もしかったです」（84歳・女性）

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