――スポ根の世界！　先輩や先生からの理不尽なダメ出しが辛くて泣いたことは？

宮原　空手をやっても泣き虫なのは変わらなかったので、ずっと泣いていました（笑）。でもある日、お父さんに「泣くならどこかへ行って泣け」と怒られたんですよ……。それからは人前では泣かないようにしていました。

――厳しいお父さんですね……。

宮原　試合に負けたことで怒られたことはありませんけど、礼儀とか試合に入る前の態度とかでは結構怒られました。お父さんは武道の経験者じゃないんですけどね（笑）。

「空手部に入ったからには、舐められたくなかった」

――そのまま高校でも空手を続けていくわけですね。

宮原　20校くらいから（空手で）スカウトをいただいていたんですけど、中学3年生から本格的に芸能活動を始めていたので、両立できる学校を選びました。

――授業を受け、稽古もやって、さらに芸能活動もする“三足の草鞋”は大変だったのでは？

宮原　正直、ムチャクチャ大変でした。部活動をする人は寮に入ることが基本だったんですけど、私はお仕事で抜けることもあったので、自宅から片道2時間かけて登校していたんです。朝練に出るため始発に乗って、帰宅すると23時過ぎ。電車に揺られながら寝ているような生活でしたね。でも一度空手部に入ったからには、舐められたくなかったんです。部活動でも「1年生で絶対にレギュラーの座を獲る」と誓っていました。自分を選手として選んでもらったからには、本気でやろうと思って。

道着姿で披露した切れ味鋭い上段回し蹴り

――勉強も空手も芸能も全力投球だった。

宮原　そうですね。私、負けず嫌いなので。

――プロのモデルとして本格的に活動するようになったきっかけは？

宮原　15歳だった2012年に、三愛の水着イメージガール（※菜々緒さんをはじめ多くの女優・モデル・タレントを輩出）に就任したことです。それから事務所にも入りました。

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