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ヌートバーはなぜ“日本でも米国でも”愛される?「チーム精神」の裏にあった“2人の師匠の教え”「彼らのように上手くなりたいんだ」
text by
笹田幸嗣Koji Sasada
photograph byAFLO
posted2023/04/05 11:30
カージナルスの同僚・キズナーと笑顔でハグするラーズ・ヌートバー(2022年)
ヌートバーが明かす“2人の師匠”「彼らのようになりたいんだ」
8回にもヌートバーの四球からゴールドシュミット、アレナドの連続二塁打で得点。ヌートバーは師匠ふたりのアプローチに頭を下げた。
「ゴールドシュミットとアレナドは最高の選手だ。彼らは今日、僕らにできることを見せてくれた。彼らが明らかにゲームで最高のふたりだというのがわかる。そして、あれが彼らの仕事なんだ。僕は彼らからできるだけ多くのことを学び、彼らのように上手くなりたいんだ」
田口壮がこの街で愛された理由、それは彼が『必殺仕事人』だったからだ。知将トニー・ラルーサが彼をフィールドに送り出す際には必ずプランがあった。犠打、ヒットエンドラン、スクイズなどなど。誰が見ても犠打とわかるような場面で仕留める。それが田口壮。今、セントルイスのファンはヌートバーにそんな姿を重ね合わせているように映る。
まだ25歳でありながら、四球で繋ぎ、チーム打撃を怠らない。まさに玄人好みのプレーができる“たっちゃん”。開幕戦で左親指を打撲し負傷者リスト入りをしたことは残念だが、カージナルスに戻っても、彼が『侍戦士』であることがよくわかる。
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