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山田哲人らOBの履正社・初戦敗退も甲子園で見せた“新スタイル”「根拠のある走塁」の意識改革とは〈センバツ強豪・夏への収穫〉 

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間淳

間淳Jun Aida

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posted2023/04/03 11:02

山田哲人らOBの履正社・初戦敗退も甲子園で見せた“新スタイル”「根拠のある走塁」の意識改革とは〈センバツ強豪・夏への収穫〉<Number Web> photograph by Kyodo News

センバツ初戦敗退となった履正社だが、新たな機運を感じさせる戦いを見せた

「フライアウトが多すぎました。自分たちが負ける時のパターンです。自分自身も上から叩く意識を持って打席に立ちましたが、打ちたい気持ちが強すぎたと思います。修正できませんでした」

大阪桐蔭との対戦前にセンバツを去ったが

 サードフライで最後の打者となった坂根選手は犠牲フライを含み、アウトになった4打席は全てサードとレフト方向へ引っ張った飛球だった。チームとしても27個のアウトのうち、約6割にあたる16個がフライアウト。特に初回と2回は全て飛球だっただけに、1番・西選手も「簡単に打ち上げて相手を楽にさせてしまいました。ベンチではゴロ、ライナーを打とうと、みんなで声をかけていましたが、甲子園でプレーする緊張もあったのか対応できませんでした」と反省した。

 履正社は、目標としていた大阪桐蔭と対戦する前にセンバツを去った。夏に聖地へ戻って来るには、大阪大会でライバルに勝たなければならない。豪快に打ち勝つ今までのイメージと違う新しいスタイルに可能性を感じさせた履正社。浮き彫りとなった課題を克服すれば、根拠のある走塁が生きてくる。

(つづく)

#2に続く
「これが甲子園なのかな」選手・監督でセンバツVの比嘉公也41歳も驚き…チーム打率No.1の沖縄尚学を襲った「信じられないこと」とは

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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