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「WBC好投の山本由伸は推定年俸6.5億円、村上宗隆は…」「山川穂高が重量級トップ10漏れなの?」プロ野球2023全選手データをランキング化

posted2023/03/31 17:09

 
「WBC好投の山本由伸は推定年俸6.5億円、村上宗隆は…」「山川穂高が重量級トップ10漏れなの?」プロ野球2023全選手データをランキング化<Number Web> photograph by Naoya Sanuki

WBCで活躍した山本由伸と中村悠平。彼らを筆頭に1000人を超えるNPBの選手たちは、2023年のプロ野球でどんな活躍を見せてくれるだろうか

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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Naoya Sanuki

 3月26日にNPBの最新選手リストが発表された。各球団の選手データがまとめられている。これをもとに今年も様々なデータ、ランキングを出していこう。

現役選手数は1013人とついに大台突破

【球団別選手数】
 〇パ・リーグ
  オリックス82(育19)投41捕8内18外15
  ソフトバンク121(育54)投63捕12内24外22
  西武82(育16)投38捕9内19外16
  楽天82(育15)投41捕8内20外13
  ロッテ80(育13)投45捕8内15外12
  日本ハム79(育12)投45捕8内15外11

 〇セ・リーグ
  ヤクルト75(育9)投41捕7内18外9
  DeNA 80(育16)投44捕8内15外13
  阪神73(育5)投37捕7内15外14
  巨人105(育45)投53捕10内23外19
  広島76(育9)投39捕8内16外13
  中日78(育13)投41捕7内17外13

  現役選手数は1013人。ついにプロ野球選手数は1000人を超えた。昨年3月22日時点では981人だったから32人も増加している。

  支配下登録選手は1球団70人、12球団840人と決められているから、増加したのはすべて育成選手ということになる。育成選手は2022年は188人だったが、今季は226人と38人の増加。ソフトバンクが今季から四軍制を敷いて育成選手を37人から54人と17人も増加させたことが大きい。

  大谷翔平がMLBに行く前年の2017年のプロ野球選手数は896人、このうち育成選手は97人、阪神と西武は1人、日本ハムにはいなかった。

  12球団ともに、チーム強化のために育成枠を活用しだしたのだ。しかしイースタン、ウェスタンの試合数は増えていない。二軍戦でさえも出場できない選手が増えている。NPBにとってファームシステムの充実は喫緊の課題だ。

1970年代生まれの選手がついにいなくなった

【年齢】
 現役選手の誕生日順、年長10傑。

 1石川雅規(ヤ)1980.01.22
 2和田毅(SB)1981.02.21
 3青木宣親(ヤ)1982.01.05
 4藤田一也(De)1982.07.03
 5中島宏之(巨)1982.07.31
 6比嘉幹貴(オ)1982.12.07
 7松田宣浩(巨)1983.05.17
 8中村剛也(西)1983.08.15
 9栗山巧(西)1983.09.03
 10平野佳寿(オ)1984.03.08

 現役選手長寿番付は昨年から一気に変わった。以下は昨年の5傑。

 1 福留孝介(中)1977.04.26
 2 能見篤史(オ)1979.05.28
 3 石川雅規(ヤ)1980.01.22
 4 和田毅(SB)1981.02.21
 5 糸井嘉男(神)1981.07.31

 昨年4月1日時点で44歳だった中日の福留、42歳だったオリックス能見が引退し、1学年下のヤクルト石川が最年長になった。さらに70年代生まれの選手はついにいなくなった。また松坂世代は、昨年から和田毅だけになっている。今シーズン中に9位の栗山巧までが40歳を迎える。

【次ページ】 190cm以上、160cm台の選手がいる多様性

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