2022年M-1・全員インタビューBACK NUMBER
「お前、汗ヤバいぞ…」ロングコートダディがいま明かす、M-1当日の事件“じつは競馬で100万円負けていた”「1番人気に100万円、いま溶けたわ」
text by
中村計Kei Nakamura
photograph byIchisei Hiramatsu
posted2023/03/26 17:18
結成13年、2年連続での決勝進出を果たしたロングコートダディ。堂前透(ネタ作り担当、写真左)と兎。吉本興業所属
兎 リハーサルもカベポスターがトップだったんですよ。トップが出るか出ないかって、その日の運ですよね。出るときは出ると思うんですよ。
堂前 出るときは出る。そりゃそうやろ。
――4番目のクジを引く直前、兎さんが腰から何かを抜くようなジェスチャーをしていましたよね。
兎 そろそろ出そうだったので、自分の中の刀を抜いたつもりでした。そうしたら抜いた瞬間に名前を呼ばれたので、最高のタイミングでしたね。
――堂前さんはわざわざ目の前にいた男性ブランコの2人の間をかき分けて、出て行きましたよね。
堂前 仲よしなんで。でも、失礼過ぎるとか言われました。
――関係性を知らないから。
兎 ずっと大阪でユニットライブとかをやっていた間柄なので。それも知らずに。でも、失礼過ぎるか。やっぱり。
堂前 黙っとけって思いますね。
――せり上がって来て、舞台の階段を下りていく直前、去年と同じように兎さんが堂前さんの背中をポンポンと叩いて。堂前さんは、兎さんのお腹を叩き返していました。
堂前 してましたかね。ポンポンのときに悪い気が入ってきたような感じがしたので、それを返しました。
兎 俺に返すな。外に返せ。なんで俺に返すんだ。
<続く>
(写真=平松市聖)
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