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「ヨシダが世界へ向けて自己紹介」死闘メキシコ戦の吉田正尚HRが大絶賛…WBC準決勝の“リアル現地報道+球場の雰囲気”とは 

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沢田啓明

沢田啓明Hiroaki Sawada

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photograph byNaoya Sanuki

posted2023/03/26 11:01

「ヨシダが世界へ向けて自己紹介」死闘メキシコ戦の吉田正尚HRが大絶賛…WBC準決勝の“リアル現地報道+球場の雰囲気”とは<Number Web> photograph by Naoya Sanuki

日本vsメキシコでは吉田正尚が現地で大絶賛されたようだ

「日本選手は全員が喜びを露わにして派手に勝利を祝った後、三塁線に整列し、帽子を取って観衆の声援に感謝した」と試合後の日本選手の振る舞いについても伝えた。

「マサタカ・ヨシダが世界へ向けて自己紹介」

 地元の日刊紙「マイアミ・ヘラルド」は「普段は感情を露わにしない大谷翔平が、9回の先頭打者として初球を右中間へ弾き返すと、二塁上で自軍のベンチへ向かって両手を突き上げ、チームを鼓舞した」と驚いた様子だった。

「その数分後、村上宗隆の左中間を破る二塁打で劇的な勝利をつかむと、日本は全選手がダイヤモンドで大谷を中心にワイルドなセレブレーションを繰り広げた」と伝えた。

 またMLB公式サイトは、「マサタカ・ヨシダが世界へ向けて自己紹介」の見出し。「彼は5フィート8インチ(約173cm)しかないが、鞭のようにしなるスイングの持ち主で、苦手とする投手など存在しないようだ」と称賛。「決勝を前にして13打点を記録し、2017年大会でウラディミール・バレンティン(オランダ)が作った12打点の大会記録を更新した」と伝えた。

 さらに「打席に入る前、少し手が震えていた。でも、自分を信じて打った」という吉田の言葉を紹介していた。そして翌日、日本vsアメリカのファイナルも、素晴らしい雰囲気の中でプレーボールを迎えたのだった。

#2「日本vsアメリカ決勝戦」編につづく)

#2に続く
「オータニがクローザーかよ。何てこった」WBC決勝“ハリウッド級シーン”を体感「トラウトの会釈に大谷翔平は」「勝者は日本だが…」

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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