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「大谷翔平は侍ジャパンを楽しんでいる」ヘルメット“投げ捨て”に雄叫びも…本人が語っていた“勝利への執念”「僕の才能は“伸び幅”」
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byJIJI PRESS
posted2023/03/21 17:00
WBC準決勝のメキシコ戦、9回の先頭打者としてツーベースヒットを放ち、雄叫びをあげた大谷翔平
語っていた壮大な夢「僕がダメだったとしても…」
<名言4>
僕がダメだったとしても、次の子どもが出てきてくれればいいんです。
(大谷翔平/Number948号 2018年3月15日発売)
◇解説◇
2018年、大リーグ1年目を迎えるにあたっての発言。WBCでの八面六臂の活躍はもちろん、メジャーリーグでの奮闘ぶりを思えば、大谷が次世代の日本野球、いやもっと言えば世界のベースボールの希望になっているのは確かだ。
日本ハム入団時から「2つなんてできるはずがないのに、なぜやるんだ」という声を受け続けても、自分の挑戦が野球少年にとっての壮大な夢になる――そんな覚悟を持って大谷は野球に向き合ってきた。とはいえ「もちろん、1人目としてやるからには頑張りたいと思ってます」とも意気込んでいた。その言葉通り、打てばホームラン、投げれば奪三振とメジャーでも二刀流が通用しているのだから、大谷の潜在能力は計り知れない。
WBC準決勝、メキシコとの激闘後、テレビ放映したTBSのフラッシュインタビューでは「ムネを信じていた」と殊勲のサヨナラ打を放った村上を称える優しさも見せた。最高の雰囲気で、いざ日米決戦へ。世界一をつかみに、大谷と侍ジャパンなら最高の舞台を楽しむはずだ。
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