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甲子園の風BACK NUMBER
「大阪桐蔭ナインは卒業後に慶應、立教、青学と盤石…」プロ注目の高校3年生は卒業後どこに行く?「日大に“村神様”の弟」「指名漏れ154km右腕はパドレス」
text by
内田勝治Katsuharu Uchida
photograph byNanae Suzuki
posted2023/02/16 11:03
松尾汐恩(一番右)がドラフト指名を受け、大阪桐蔭唯一のプロ入り。松尾以外の3年生が進む先は…
東海大札幌(南北海道)で高校通算20発の捕手・唐川侑大は仙台六大学リーグの強豪・東北福祉大で投手に再挑戦する。バッテリーを組み、ともにプロ志望届を提出した同僚のエース左腕・門別啓人は阪神ドラフト2位で指名されたが、自分は名前を呼ばれることはなかった。門別と投げ合う日を夢見て、杜の都から投手として実績を挙げる。
甲子園で勇姿を見れなかった37発、埼玉の長距離砲
山村学園(埼玉)で高校通算37本塁打を放った坪井蒼汰は神奈川大学リーグの桐蔭横浜大に進むことが決まった。昨春の関東大会では1試合2発を放ち、スカウトの注目を集めた逸材。昨夏埼玉大会では準決勝で敗れ、甲子園でその勇姿を見ることは叶わなかったが、2020年西武ドラフト1位のスラッガー・渡部健人を輩出した大学で長打力に磨きをかける。
ここまで挙げてきたのは、ドラフトで名前こそ呼ばれることはなかったが、その実力は折り紙付きの選手たち。近い将来、次のステージでスケールアップした姿を見せてくれるだろう。
それでは大阪桐蔭ともしのぎを削り、甲子園で活躍を見せたあの球児たちはどこで野球を続けて行くのだろうか。
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