驚きの結婚発表！ 古賀紗理那が初めて明かす夫・西田有志の意外な素顔「最初はLINEもスルーしてたけど…」〈バレー界のビッグカップル秘話〉

　2022年の大晦日、ビッグニュースが舞い込んだ。

　女子バレー日本代表主将の古賀紗理那と、男子バレー日本代表の点取り屋、オポジットの西田有志が結婚を発表。ともに24年のパリ五輪を目指すトップアスリートの、シーズン中の結婚発表は世間を大いに驚かせた。

　時期やきっかけ、結婚の決め手。いくつもの「なぜ」を何から聞こうかと考えていたら『えへへ』とそのまま文字になりそうな満面の笑みを浮かべた古賀が現れた。

「西田くんがすごい選手だということはわかっていたんですけど、コートの中で『俺、西田だぜ～』みたいなあの感じが好きじゃなくて（笑）。いやむしろ、好きじゃないっていうよりも、最初は嫌だったんです。でもいろいろ話すうち、プレーのこともバレーボールに対する考え方、食事とか日々の過ごし方もめっちゃストイックで、マジメな人だなぁ、って。ちょっとずつ印象が変わって、どんどん押されるうちに、こういう（結婚）ことになりました」

新婚ホヤホヤの西田夫妻。トップアスリート同士の結婚は世間を驚かせた（写真：古賀選手提供）

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　初々しい「西田くん」の響きもさることながら、『えへへ』から『うふふ』『にひひ』と、くるくる表情を変えながら語る。その表情からは、幸せが満ち溢れていた。

最初の数カ月はLINEもスルー

　バレーボール選手として見せるパフォーマンスだけでなく、アスリートとして垣間見える芯の強さに惹かれ、最初にアプローチしたのは西田だった。

　周囲の協力を経て連絡先を交換し、少しでも知りたいと熱心にアプローチするも、最初の数カ月は「撃沈」の繰り返し。古賀の「最初は嫌だった」という言葉の通り、毎日のようにLINEでメッセージを送られてきても既読無視が当たり前だった。

　潮目が変わったのは2019/20シーズン、西田が所属するジェイテクトSTINGSがVリーグで初優勝した男子ファイナルからだった。

　同時期に新型コロナウイルスが蔓延し、男子ファイナルは史上初の無観客開催。男女各チームも十分な練習すらできずにいる中、古賀が所属するNECレッドロケッツの金子隆行監督は、新たな気づきになればと選手に宿題を命じた。

「男子ファイナル、ジェイテクトとパナソニックパンサーズの試合を見て、気づいたこと、自分なりに分析して、これは自分にとって取り入れたらプラスになると思うことをそれぞれ文字にして提出するように」

　古賀はもともと探求心が強く、人のプレーを見て学ぶことを好む選手だ。とはいえ男子の試合をしっかり見る機会は少なく、西田のプレーをじっくり見たのもこれが初めて。派手な印象しかなかったが、じっくり見れば見るほど1つ1つのプレーに意図が感じられ、身体の使い方にも興味を抱いた。

日本代表でも欠かせない存在となっている西田有志。古賀は研究熱心な一面に惹かれたと語る　©︎Kaoru Watanabe/JMPA

　そうなれば、聞きたいこと、話したいことも出てくる。あれほど“無視”してきたLINEも積極的に応じ、事あるごとにバレーボールの話をするようになった。

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