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史上初の“四軍制”、選手数も激増のソフトバンク…なのに近藤健介&オスナら大型補強はなぜ?「メジャー球団に勝つ」世界一へのガチ度
posted2023/01/25 11:00
text by
田尻耕太郎Kotaro Tajiri
photograph by
JIJI PRESS
九州新幹線「つばめ」で博多駅からおよそ25分、3つ目の停車駅・筑後船小屋で下車して徒歩5分。そこにソフトバンクのファーム拠点「HAWKSベースボールパーク筑後」はある。
12年前に「三軍制」導入。そして…
メイン球場のタマホームスタジアム筑後、すぐ隣にはホークススタジアム筑後第二もそびえ立ち、さらに同パーク内には巨大な屋内練習場、クラブハウス、そして若手選手のための「若鷹寮」も備わっている。
現在、その若鷹寮の駐車場として使われていた敷地では大掛かりな工事が進行中だ。
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選手寮ならびにロッカールームの増改築が行われており、今夏にも完成する見込みとなっている。
チームはかつて福岡市東区の雁の巣球場をファーム本拠地として使用し、そこから車を15分ほど走らせた同区西戸崎に選手寮や屋内練習場などを持っていた。しかし、2011年から三軍制を導入したことで手狭になり、移転先を公募した結果、16年3月より現在の筑後市に育成拠点を構えるようになった。
まだ移転8年目。それなのに、巨大な筑後のファーム拠点もまた選手たちでギュウギュウになってしまった。
今季から「四軍制導入」の意図
ソフトバンクは今季から、球界初の「四軍制」を本格導入する。
それに伴い2年前の21年シーズンには約90名だった選手保有数を、四軍制準備期間だった22年に約105名、今季は122人見込み(球団発表)と、わずか2年で大幅に増やした。ちなみに今季は三、四軍の試合だけで229試合を組む予定だというから驚きだ。