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王将を巡る戦いの軌跡

posted2023/01/20 07:00

 
王将を巡る戦いの軌跡<Number Web> photograph by JIJI PRESS

第72期王将戦7番勝負の第1局で初手を指す藤井聡太五冠(右)。左は挑戦者の羽生善治九段=1月8日午前、静岡県掛川市の掛川城二の丸茶室[代表撮影]

text by

小川勝

小川勝Masaru Ogawa

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photograph by

JIJI PRESS

 2023年の注目イベント、藤井聡太五冠と羽生善治九段が対戦する将棋の王将戦は、1月8日、9日の第1局から、最長なら3月25日、26日の第7局まで、将棋ファンにとどまらず、広く話題を提供するタイトル戦になるはずだ。

 将棋の8大タイトル戦は、それぞれが、さまざまな開催の形式を取っているが、王将戦は7番勝負で、1局は2日制という形式だ。将棋の2大タイトル戦と言ってよい名人戦、竜王戦と同じ形式だから、名人戦、竜王戦と比べた場合、どのような特徴があるのか、最近の成績を振り返って、見てみたいと思う。

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