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エンゼルスの補強計画
posted2023/01/04 07:00
text by
小川勝Masaru Ogawa
photograph by
Getty Images
米大リーグでは2023年に向けて契約交渉などが盛んに行われ、30球団すべてが動いているところだ。大谷翔平が所属するエンゼルスは、打者に重点を置きながら、すでに大きな補強を行った。'22年は73勝89敗でア・リーグ西地区の3位だった。8年間、プレーオフに出ていないエンゼルスが、プレーオフで戦えるチームになりつつあるのか、オフになって行った戦力補強について、詳しく見てみよう。
'22年のエンゼルスは、投打の両方で課題が見えたものの、あえてどちらに、より大きな課題があったのかと言えば、それは打線のほうだった。年間のチーム得点は623点で、ア・リーグの15球団で13位の成績だった。取っている点数がリーグの中で13番目では、投手陣が優れていたとしてもプレーオフを狙うには厳しいチーム力だ。