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押し寄せる師匠の世代交代の波。名力士が次代に夢を託す。
posted2022/12/30 07:00
text by
佐藤祥子Shoko Sato
photograph by
KYODO
「11月の九州場所後に独立が承認されて、安治川部屋を江東区に建設中です。今は仮設の稽古場ですが、7月には落成する予定なんですよ」
意気揚々と語るのは元関脇安美錦の安治川親方だ。九州場所では自身の甥っ子が内弟子として入門し、2023年初場所では名古屋経済大のラガーマンでもあった飯間ルーカス一夫が初土俵を踏む予定だ。
2022年、元大関豪栄道が武隈部屋として境川部屋(元小結両国)から独立。元横綱稀勢の里は二所ノ関部屋を開き、元横綱白鵬も先代の定年退職により宮城野部屋を継承した。そのほかにも、元大関琴風の尾車親方が定年し、弟子の元関脇豪風が押尾川部屋として独立、旧尾車部屋の力士たちが移籍する形となっている。