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堀江翔太も驚き「力也は脚がだいぶ太くなった」帰ってきた“王者の10番”松田力也のパワーアップがスゴい「開幕から行く気満々です」
text by
大友信彦Nobuhiko Otomo
photograph byNobuhiko Otomo
posted2022/12/16 17:00
左膝靭帯断裂から復帰を果たしたワイルドナイツSO松田力也(28歳)。リーグワン開幕戦のスターティングメンバーに名を連ねた
リーグワンが始まる。今シーズンはワールドカップイヤー。自国開催だった2019年は、前年のクリスマス前(12月15日!)に決勝を終え、以後の9カ月をまるまる開幕に向けた合宿あるいは休養も含めた準備にあてることができたが、リーグワンに再編された今回は事情が違う。
プレーオフ決勝が行われるのは5月20日。ジェイミー・ジョセフHCは「BYE週にミニ合宿を何度か行いたい」という意向を話しているが、基本的にはワールドカップに向けたポジション争いそして自分自身の成長機会は、リーグワンの公式戦にある。
日本代表の10番を争うライバルの一番手は、秋の欧州遠征に参加したコベルコ神戸スティーラーズの李、東芝ブレイブルーパスの中尾隼太、そしてチームメートの山沢だ。
「同学年が3人いて、あと一人(李)がだいぶ年下。なかなかない状況ですね」
松田はそう笑って「良い競争ができると思うけど、負けるつもりはないです」と言い切った。
今年のリーグワンは、すべての試合がワールドカップに向けたセレクションなのだ――そう考えると、スタジアムへ向かう僕らの背筋もピンと伸びるような気がする。
15日、開幕戦となる東芝ブレイブルーパス東京戦のメンバーが発表された。松田の名前は10番にあった。
一瞬も目の離せないシーズンが始まる。
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