高橋藍のカラフルデイズBACK NUMBER
「気づけば23時まで…」高橋藍はイタリアで“先輩”石川祐希と何を話した? サッカーW杯の大躍進にも刺激「ドイツ人は落ちんでいた(笑)」
text by
高橋藍Ran Takahashi
photograph byPallavolo Padova
posted2022/12/10 11:04
石川祐希(左)との日本人対決を振り返った高橋藍。ネットを挟んで対峙したことで、改めてその凄みを痛感したという
でもそれは石川選手も同じだったそうで、試合を終えてから僕が「力が入りすぎちゃいました」と伝えると、石川選手も「やりづらいわ」と(笑)。でもネットを挟んで見る石川選手からは、そんなことなど全く感じませんでした。
僕から見れば常に余裕があり、冷静で、たとえブロックに止められても動じないし焦らない。僕らがリードしていた2セット目も石川選手のサーブからブレイクされて流れを与えてしまいましたし、試合中の振る舞いを見ていても石川選手がチームで信頼されているのが伝わってきました。チームを勢いづけ、軸となる選手。改めて石川選手の凄みを感じる試合でもありました。
試合後はレストランへ「話が止まらない(笑)」
試合は悔しい敗戦でしたが、終われば僕にとっては久しぶりに石川選手とゆっくり話ができる、待ちに待った時間でした。試合終了後の19時に予約したレストランへ2人で行き、それから気づけば23時。その日は石川選手がホテルに宿泊し、翌朝のモーニングも一緒に食べたので、延べ6時間以上、お互いの話が止まらない(笑)。
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今のイタリアリーグの現状や、各チームをお互いどう見ているか。普段なかなか聞くこと、知ることのない目線からいろいろな話を聞くことができて、本当にあっという間。一瞬でした(笑)。石川選手と同じイタリアでプレーできているからこそ過ごせた、本当に貴重な、とても楽しい時間になりました。