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「なぜ解説席にタマモクロスが?」『ウマ娘』4thイベントEX公演“夢の共演”を読み解く「ツルマルツヨシが“クラシック曲”を歌った理由は…」

posted2022/11/30 17:01

 
「なぜ解説席にタマモクロスが?」『ウマ娘』4thイベントEX公演“夢の共演”を読み解く「ツルマルツヨシが“クラシック曲”を歌った理由は…」<Number Web> photograph by  Cygames, Inc.

<カノープス>が遂に集結し、「ユメヲカケル!」を歌う場面も。他の楽曲のウマ娘の組み合わせも考察していくと、さまざまな史実が浮かび上がってきた

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寺島史彦(Number編集部)

寺島史彦(Number編集部)Fumihiko Terashima

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Cygames, Inc.

 去る11月5日と6日の2日間、『ウマ娘 プリティーダービー』のイベント、『ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! EXTRA STAGE』がベルーナドーム(埼玉県所沢市)で行われた。

キャストの組み合わせにはどのような意図が?

『ウマ娘』の世界ではレースの勝者がファンに応援してくれた感謝を伝えるために「ウイニングライブ」でステージに上がり、パフォーマンスを披露するのが特徴だ。レースとライブは不可分な関係にあり、これがクロスメディアコンテンツたる『ウマ娘』の大きな魅力を作り出している。

「DAY1」「DAY2」ともに、出走するウマ娘たち(出演ではなく、出走)の役柄を担当するキャストたちがレースさながらの力のこもったパフォーマンスを繰り広げた。披露されたのは「DAY1」と「DAY2」合わせて60曲以上。出走するキャストは公演ごとに異なり、様々なウマ娘の組み合わせが楽しめるのも、見どころの一つだ。

 ご存知の通り、『ウマ娘』は作品中に史実に基づいたエピソードがちりばめられているが、実はライブにおいても、モデルとなった名馬たちの物語とリンクした“こだわり”が見え隠れする。楽曲の楽しさやストーリーを意識したライブ全体の作りに加えて、実はこのキャストの組み合わせや演出の妙がライブに深みをもたらし、『ウマ娘』にしかない魅力を引き出しているといえるのだ。 

 本稿では「組み合わせ」に着目して、「DAY1」、「DAY2」それぞれのセットリストから数曲をピックアップして考察していきたい。

不在のフクキタルにかわって、なぜメジロブライト?

(2)WINnin' 5 -ウイニング☆ファイヴ-

 ステージ中央に据えられた円形ステージでミホノブルボン(CV:長谷川育美)、ライスシャワー(CV:石見舞菜香)、タイキシャトル(CV:大坪由佳)、キングヘイロー(CV:佐伯伊織)、メジロブライト(CV:大西綺華)、メジロアルダン(CV:会沢紗弥)、メジロライアン(CV:土師亜文)、メジロドーベル(CV:久保田ひかり)、タマモクロス(CV:大空直美)、オグリキャップ(CV:高柳知葉)の10人が絆をテーマにした一曲を明るく披露した。

 演奏が流れると「チーム<ブルームス>を含め2チームの競演となります。全力のパフォーマンスに期待しましょう」と実況が入る。その言葉通り5人ずつのチームに分かれ、背を向けて双方向にパフォーマンスを行う演出がなされた。

【次ページ】 ブライト、フクキタル、それぞれの“劇的フィナーレ”

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