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ルール破りの日ハム新球場は“アウト”か“セーフ”か。

posted2022/11/26 07:01

 
ルール破りの日ハム新球場は“アウト”か“セーフ”か。<Number Web> photograph by JIJI PRESS

開閉式屋根付き天然芝グラウンドの新球場は来年3月に開場。左翼スタンドにはホテル、温泉施設も

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鷲田康

鷲田康Yasushi Washida

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JIJI PRESS

 リクエストによるビデオ判定の導入でプロ野球が失ったものがいくつかある。その一つが紙一重で成立したように見えていた華麗なダブルプレーだった。

 三遊間の深いところで遊撃手が体を伸ばして逆シングルでボールをつかむ。そこから反転して二塁に送球されたボールが一塁に転送されて併殺成立。二遊間を守るプレーヤーの魅せどころでもある。

 ただここで、昔はベースカバーに入った二塁手の触塁が微妙なケースがあった。ビデオ判定導入前は多少のタイミングのズレは、いわゆる「一連の流れ」と見て審判はアウトの判定を下していた。

 しかしいまはすかさず攻撃側の監督が、両手で四角を作る。リクエストの結果、判定が覆るケースがままあるのだ。だからいまのプレーヤーは確実な触塁を優先し、昔のような流れるダブルプレーは減ったように思える。

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