斉藤　YouTubeチャンネルでも、オマタセシマシタの引退後について聞かれること、多いんです。ちゃんと最後まで面倒見てくださいねとか。みなさんやっぱり馬への愛情がすごいです。もちろん、馬はレースで引退したら終わりじゃないことはわかっていて、そこまで考えての企画ですし、引き続き考えていかなきゃいけないと思っています。その「考える」というのが、もしかしたらこのチャンネルのいちばんの役目かもしれないです。

――今年はセリ市を含め、2頭目の馬は買いませんでした。悩んだ末の結論という感じですか？

斉藤　僕としては、やっぱり1頭持つだけですごく大変ですし、何頭も持っておろそかになってはいけないと思っていて。オマタセシマシタを、ちゃんと愛情を持って最後まで見ていくためにそう決めました。ただもちろん、チャンネルの話題性とかを考えたら次の世代でも1頭、という話になるのもわかります。そこはスタッフとちゃんと話し合って、納得してもらいました。

これからも、ウソのない姿を見せていきたい

――そんなふうに悩んで決める真面目さが斉藤さんらしいというか、リアルです。

斉藤　こういうYouTubeって、企画の斬新さとかはもちろん必要ですが、大事なのは「ウソがない」ってことなのかなとは思っています。だから、こういう自分の姿を視聴者に見ていただいて、みなさんの意見も聞きながら、いっしょに歩いていけたらいいなと思っているんです。これからも、ウソのない姿を見せていきたいと思いますね。

――最後に、若く新しい競馬ファンに向けて、メッセージをお願いします。

斉藤　僕がいちばん嬉しいのは、競馬に興味なかったけど、『ウイニング競馬』やYouTubeチャンネルを見たのがきっかけで競馬場に行ってみたらハマっちゃいましたとか、そういうコメントをいただいたときです。『ウマ娘』きっかけでもいいですし、ちょっとでも興味を持ったらハマるスポーツであることは間違いないと思うので。ぜひ競馬場へ行ってみてくれたら嬉しいなと思います。

 

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ジャンポケ斉藤慎二39歳が明かす『ウイニング競馬』MCで苦しんだ日々「毎週土曜日が本当に憂鬱で…」「いまだにエゴサーチもします」