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ジャンポケ斉藤慎二39歳が明かす『ウイニング競馬』MCで苦しんだ日々「毎週土曜日が本当に憂鬱で…」「いまだにエゴサーチもします」
posted2022/10/05 11:04
text by
軍土門隼夫Hayao Gundomon
photograph by
Yuki Suenaga
――競馬を好きになったのはいつ頃、どんなきっかけですか?
ジャングルポケット斉藤慎二(以下、斉藤) 僕の出身の千葉県には中山競馬場もありますし、船橋競馬場前のららぽーとにもよく行ってましたから、競馬の存在自体は早くから知っていたんです。それで中学2年生の年末、茂原の親戚の家に一同が集まったとき、テレビにみんな釘付けになっていて、そこで見ていたのが競馬中継でした。競馬ってすごいなあと思って、親父に「今度見に行ってみたい」って言ったのが最初ですね。
――そこからはずっと競馬にハマっているという感じですか?
斉藤 ずっと好きで見ていたんですが、高校卒業後に演劇の学校へ行って、そのあと劇団の養成所へ通っていた時期だけは、競馬から離れていました。とにかく稽古が忙しかったんです。でもそこを出て、吉本興業の養成所へ入る前にサラリーマンをやっていたんですが、その頃からまた競馬へ行くようになりました。仕事終わりに大井のナイター競馬とか行ってましたね。
トリオの名称「ジャングルポケット」の理由は?
――そして2006年、吉本興業の養成所でトリオを結成。競走馬の名前と同じジャングルポケットと名付けます。命名のきっかけは?
斉藤 あるインタビューで、もしかして東京で成功するぞという意味で、東京競馬場で強かったジャングルポケットの名前を付けたんですか? と訊かれて。あまりによくできた理由だったので思わず「はい!」と答えてしまって以来、そういうことにしています(笑)。
――本当は違うんですね(笑)。
斉藤 メンバーのおたけも競馬好きで、そのおたけが前に組んでいたコンビがキングカメハメハという名前だったんです。それで、馬の名前ってかっこいいよねということになって、覚えやすさや呼びやすさで決めた感じですね。
――面白いのは、ジャングルポケットが走っていた2000~2002年というのは、じつは斉藤さんが演劇で忙しくて唯一、競馬から離れていたという時期です。不思議な巡り合せですよね。