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マンU香川真司やレスター岡崎慎司、アーセナル冨安健洋らがプレミアで絶賛された瞬間「シンジがいなければ優勝は…」「トミは見事」
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posted2022/09/05 17:00
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岡崎慎司、香川真司、冨安健洋……プレミアの大舞台に挑戦した日本人選手たちはそれぞれの持ち味を発揮した
南野がリバプール移籍前に語っていた決意とは
<名言2>
将来的にはもっと上に行きたい。ビッグクラブの中心選手になりたいんです。
(南野拓実/Number880号 2015年6月18日発売)
◇解説◇
★リバプール:55試合14得点3アシスト、サウサンプトン:10試合2得点
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2015年にセレッソ大阪からオーストリアのザルツブルクに完全移籍。公式戦17試合に出場し、3得点3アシスト。シーズン途中の加入ながらも、国内リーグとカップ戦の2冠獲得に貢献した。
そんな南野が名門リバプールに鮮烈な一撃を見舞ったのは、2019-20シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ。グループステージで敵地アンフィールドに乗り込んだザルツブルクはリバプールとスリリングな撃ち合いを演じる。先発した南野に好機が巡ってきたのは56分、左サイドから上がったクロスに鮮やかな右足ボレーを叩き込むと、その4分後にはハーランドのゴールをおぜん立てするアシストをマークした。
この大活躍もあって南野は、冬の移籍市場でユルゲン・クロップ率いるリバプールへといざなわれた。このシーズンは14試合無得点に終わったものの、リーグ優勝を経験。翌20-21シーズンには12月のクリスタル・パレス戦でリーグ戦初ゴールを決めた。
その後はサウサンプトンへの期限付き移籍を経験するなど、サラー、フィルミーノ、マネの強力3トップなど圧倒的な選手層を誇るリバプールにあって、南野は“中心選手”の地位までにはたどりつけなかった。とはいえ、ラストシーズンとなった21-22シーズンにはリーグ11試合3得点、リーグカップ5試合4得点1アシスト、FA杯4試合3得点、CL4試合出場と自分に与えられた役割を全うした。
「監督にとって、彼は夢のような選手だ」
名将クロップは南野の姿勢について、常に称賛していた。新シーズン、モナコへと新天地を求めた南野にとって、レッズでの経験は確実に生きるはずである。
レスターが優勝しても岡崎が満足しなかったワケ
<名言3>
たとえレスターが優勝しても、僕に満足感はない。
(岡崎慎司/Number901号 2016年4月27日発売)
◇解説◇
★レスター:137試合19得点8アシスト
2015-16シーズン、イングランドだけでなく世界のフットボールファンに衝撃を与えたのは「ミラクル・レスター」だった。
21世紀に入り、資本力に優れるオーナーの下で、「ビッグ6」を筆頭にしたビッグクラブが豪華戦力と気鋭の戦術家を取りそろえる。そんな時代が当たり前になっていたからこそ、プレミア復帰初年度で前評判は低く、ブックメーカーに「優勝したら5001倍」のオッズをつけられたレスターのプレミア制覇はまさにミラクルというべき大番狂わせだった。
驚異の快進撃を支えた岡崎ではあるが、当の本人はこのように語る。