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「オオタニに刺激を受け、次世代が大きな夢を」「世代を担う才能」大谷翔平2年連続30号…ヤンキース剛腕・MVP争いジャッジも認めた力量
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byUSA TODAY Sports/REUTERS/AFLO
posted2022/09/01 17:15
大谷翔平が日本人初となるメジャーリーグ2年連続30本塁打を達成した瞬間
ジャッジ「彼は世代を担う才能だ」
<名言3>
彼は世代を担う才能だ。
(アーロン・ジャッジ/NumberWeb 2021年7月5日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/848712
◇解説◇
8月末に開催された、ヤンキースとの今季レギュラーシーズンでラストとなる3連戦は、「ア・リーグMVP争い」という観点で注目された。リーグ本塁打記録を射程に捉えるジャッジと、ベーブ・ルース以来104年ぶりとなる「2ケタ勝利+2ケタ本塁打」を達成した大谷が、打者として火花を散らす構図となったからだ。
MLB公式サイトでも「Ohtani or Judge? Breaking down the MVP race」と2人の特集記事が組まれるなど、注目が集まっている。そんな2人の3試合の打撃内容、そして終了時点の成績は以下の通り。
<大谷>
12打数5安打2本塁打5打点
打:打率.269 30本塁打82打点11盗塁 OPS.888
投:11勝8敗 176奪三振 128回 防御率2.67
<ジャッジ>
9打数4安打2本塁打4打点
打率.296 51本塁打113打点15盗塁 OPS1.063
注目が集まる戦いでそれぞれが持ち味を発揮するあたり、やはり千両役者と言ったところだろう。
この3連戦の1戦目、大谷の29号ホームランに対して「ちょっとムカついた」との発言が話題になったジャッジだが、今年のオールスターでは大谷と交流を持つなど、その実力は「世代を代表する」と認めるところ。シーズン最終盤にジャッジが数多くのアーチをかけ、大谷が投手・打者両面で躍動し続ければ……“MVP論議”はさらに白熱するかもしれない。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。