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「熱帯甲子園」を見て考えた、あるかもしれない未来。

posted2022/08/29 07:00

 
「熱帯甲子園」を見て考えた、あるかもしれない未来。<Number Web> photograph by SANKEI SHIMBUN

連日、気温30度を超えた甲子園。足がつるなど熱中症の症状を訴える選手が続出するも大会は続いた

text by

藤島大

藤島大Dai Fujishima

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SANKEI SHIMBUN

 新宿駅の東南改札を出る。大好きな一軒で遅い昼食を戴くのだ。味の濃い昔の牛丼。紅ショウガはピンクでなく真っ赤。額に汗する労働者の味ですね。快晴の8月は暑い。汗するどころか汗だくである。

 つい携帯端末にメモする。

「ネクタイの守備範囲はいよいよ狭まる」

 コラムを書く者の習性だ。題材になるかも。なんて下心である。光と熱が喰いついてくる。首元を締めるな。危険。いつか落語家の瀧川鯉昇がマクラで気候変動に触れた。「もうすぐ関東平野がパイナップル畑になる」。東京はもはや南国だ。

 後日。甲子園の高校野球をテレビで観戦しながらメモをまた取った。こちらはコラム執筆の同業が日本列島に何人暮らしているか知らないけれど、おそらく、そのうちの8割が「ネタになる」と考えたに違いない。

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