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大相撲PRESSBACK NUMBER
「あの筋肉美!」「美しい横綱」の声多数…あなたが選ぶ平成以降「最高の横綱」ベスト3発表! 3位白鵬、2位貴乃花、では1位は?《600人アンケート》
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byKYODO
posted2022/07/31 17:02
平成元年11月、当時17歳の貴花田(のちの貴乃花)に胸を貸す千代の富士。この1年半後、貴花田への金星配給をきっかけに現役を退いた
1位 千代の富士(優勝31回) 354票
栄えある1位に選出されたのは、2016年に惜しまれながらこの世を去った第58代横綱・千代の富士です。平成初期の1991年に現役を引退しているにもかかわらず、「平成以降の横綱」を対象にしたアンケートで全607票中354票という圧倒的な支持を集めました。
優勝31回、通算1045勝(ともに歴代3位)という実績もさることながら、それ以上に評価されているのは唯一無二のカリスマ性。力士の常識を覆すような筋肉質な肉体や、“ウルフ”という愛称の由来となった鋭い眼光は今なお多くのファンを魅了しています。
「とにかく強かったし、相撲の取り口からたたずまい、引き際まで全てが絶対的な横綱だった」(48歳・女性)
「見た目、実績、人気、どれをとってもグンを抜いていますね。あの筋肉質の身体が、大きい力士をなぎ倒していく迫力。それまでの横綱のイメージを一新しました。千代の富士を嫌いな人いないんじゃないかな?」(57歳・男性)
「精悍な顔立ち、鋼の肉体、惚れ惚れする様な雲竜型の土俵入り。強さと美しさを兼ね備えた横綱の中の横綱です」(54歳・男性)
「なんと言っても、あの筋肉! あの体型で横綱をはり、力士の概念を変えたと言っても過言ではない」(60歳・男性)
「あんな筋肉のお相撲さんを他に知らない。美しいです」(39歳・女性)
また土俵人生に幕を下ろした引退会見での「体力の限界……気力もなくなり、引退することになりました」というフレーズも印象的で、「全盛を過ぎたと自身が感じ、ダラダラと休場を繰り返したりすることなく潔く引退した生き様」(56歳・男性)、「引退会見では号泣してしまった」(50歳・男性)という声も寄せられました。
さらに驚くべきは、現役時代を知らない若い世代からも支持を集めていること。時代を超えるだけのインパクトと説得力を持つ大横綱・千代の富士の偉大さが明確に表れたアンケート結果となりました。
「体が小さくても横綱になれる。美しい筋肉美、内面とともに横綱という最高位の中の一番」(23歳・女性)
「僕は千代の富士さんの現役時代を知りませんが、今の僕が毎場所テレビで相撲を観る程、相撲好きになった理由は、千代の富士さんの取組を動画で観たからです。あの美しい筋肉、圧倒的な強さ、横綱としての引き際、全ての要素を踏まえて最高の力士だと思います」(24歳・男性)
優勝回数の多い横綱が順当に上位を占めたものの、平成後期に活躍した朝青龍や白鵬ではなく、千代の富士と貴乃花という往年の相撲ブームの当事者が1位、2位となった今回のアンケート。今後、人気・実力の双方で偉大な横綱たちに肩を並べるようなスターが生まれることを楽しみに待ちたいところです。<#1 平成以降「最高の横綱」アンケート4~8位の結果発表から続く>
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