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「あの筋肉美!」「美しい横綱」の声多数…あなたが選ぶ平成以降「最高の横綱」ベスト3発表! 3位白鵬、2位貴乃花、では1位は?《600人アンケート》 

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posted2022/07/31 17:02

「あの筋肉美!」「美しい横綱」の声多数…あなたが選ぶ平成以降「最高の横綱」ベスト3発表! 3位白鵬、2位貴乃花、では1位は?《600人アンケート》<Number Web> photograph by KYODO

平成元年11月、当時17歳の貴花田(のちの貴乃花)に胸を貸す千代の富士。この1年半後、貴花田への金星配給をきっかけに現役を退いた

2位 貴乃花(優勝22回) 105票

 平成初期の相撲界の主役として、空前の若貴ブームを巻き起こした第65代横綱・貴乃花が、105票を集めて堂々の2位に輝きました。

 1991年の夏場所、大横綱・千代の富士から金星をあげて引退の一因を作った当時18歳9カ月の貴花田(後の貴乃花)は、数々の最年少記録を塗り替えながら順調に成長。横綱昇進後も同期・曙との一進一退のライバル物語、兄・若乃花との優勝決定戦での兄弟対決(1995年九州場所)など、90年代の土俵の中心には常に貴乃花の存在がありました。

「相撲ブームの中心にいたのはやはり貴乃花! 若貴兄弟に曙、武蔵丸といった最強のライバルたち、いい時代だったなあ」(42歳・女性)

「興行的に大成功した時代の主役。ガチンコ力士として実力も十分。存在感や社会的な影響力も抜きんでていると思います」(47歳・男性)

「幼少期に大相撲に興味を持ったのは貴乃花のおかげ。実力、スター性、品格、相撲内容、どれをとってもトップクラスで唯一無二の存在だと思う」(26歳・男性)

「親方になられてからの九州場所でたまたま通路で出会った時に、連れていた娘に『可愛いねー!』と言ってくださり、力士時代とのギャップに驚くとともに、素晴らしい横綱だったなぁと改めて思いました」(39歳・女性)

 相手を真正面から受け止めて余裕たっぷりに寄り切る、という全盛期の取り口は、「横綱相撲」のひとつの理想型と言えるもの。また、膝に大怪我を負いながら優勝決定戦で武蔵丸を破った2001年の夏場所が忘れられない、というファンも多いようです。

 豪快な上手投げで武蔵丸を転がした直後の鬼の形相、そして小泉純一郎首相(当時)の「痛みに耐えてよく頑張った! 感動した! おめでとう!」という讃辞……。同場所が貴乃花にとって最後の優勝となりましたが、人智を超えたあの一番は、相撲史に残る名場面のひとつとして今後も語り継がれていくことでしょう。

「記憶にある横綱の中で一番横綱らしかった。小泉元首相と同じく、怪我をしている中での優勝は『感動した!』の一言に尽きます」(34歳・女性)

「空前の相撲ブームの立役者であることはもちろん、膝の負傷を抱えながらの武蔵丸戦での『鬼の顔』! ああ、人間って本当に鬼になれるんだと、心底驚嘆いたしました」(54歳・男性)

【次ページ】 「力士の概念を変えた」「横綱の中の横綱」圧倒的1位は…

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