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「オオタニはアルバレスを差し置いてのDHにふさわしくない」アメリカでは批判的な声も…大谷翔平がそれでも球宴ファン投票1位になった理由 

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四竈衛

四竈衛Mamoru Shikama

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posted2022/07/13 11:03

「オオタニはアルバレスを差し置いてのDHにふさわしくない」アメリカでは批判的な声も…大谷翔平がそれでも球宴ファン投票1位になった理由<Number Web> photograph by Getty Images

トップ当選を果たした大谷は「光栄なことなので、選んでいただいた皆さまに感謝しながら、頑張りたいと思います」とコメント

 というのも、大谷は6月21日に打者として2本塁打、日本人歴代最多となる8打点を挙げると、翌22日には投手として8回2安打無失点13奪三振の快投を演じるなど、改めて驚異的な潜在能力を披露した。その間、投票締め切り直前まで5戦で5連勝、3試合連続で2桁奪三振をマークするなど、二刀流の本領を存分に発揮してきたことで、これまで以上に注目度は高まっていた。

「合わせ技1本」のトップ当選

 大谷のDHでの選出について、全国紙「USA TODAY」のボブ・ナイチンゲール記者は「おもしろい投票結果。アルバレスはベストのDH。大谷はよりビッグなスター」と、リベラルな見解を伝えた。ESPNの特別番組でコメンテーターを務めた大ベテランのティム・カークジャン記者が「僕は2人のいずれかを選べない」と苦笑交じりにコメントするなど、今回の投票基準は特殊ケースで選択が困難な投票だったとも言える。

 裏を返せば、アルバレスのDHとしての評価は揺るがないものの、大谷はDHとしてだけでなく、投手との「二刀流」で選出されるに値するというファン心理が、「合わせ技1本」でトップ当選につながった側面も見逃せない。

 また、近年は複数ポジションを守る選手が増加していることで、メッツのバック・ショーウォルター監督が「オールスターには、ユーティリティー選手の枠を作るべき」と、新たなアイディアを提案するなど、今後は選出方法が変更される可能性もある。

 10日には、両リーグの全ロースターが発表され、大谷は先発投手としてもMLB推薦枠で選出され、2年連続で「二刀流」として出場することが決まった。

 7月19日の「ミッドサマー・クラシック(真夏の祭典)」の会場は、エンゼルスのお膝元でもあるロサンゼルスのドジャースタジアム。

 具体的な起用法は未定だが、ホームランダービー、「1番投手兼DH」とフル稼働した昨年に続き、疲れ知らずの大谷だけに今年もド派手な「SHO-TIME」が見られそうだ。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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