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大谷翔平に味方捕手が受けた衝撃「彼には8つ、9つの球種がある」 本人が明かす好調の理由「まっすぐがいい感覚なら、いい変化球を投げられる」
text by
笹田幸嗣Koji Sasada
photograph byGetty Images
posted2022/07/04 17:05
6月は投手として4勝1敗と好調を維持した大谷翔平
まさにエース…大谷が語る「先発の仕事」とは
6人ローテーションで回るエンゼルスの場合、先発投手として規定投球回数に達することはなかなか難しい。彼のWHIP(1イニングあたりの許走者数)1.01は規定回に満たないものの先発投手としてリーグ5位に相当する。(2日終了時点)まさにエースの数字だ。投手・大谷は先発投手として大事にしている部分も極めてシンプルに説明した。
「一番はもう先制点をあげないっていう、これに尽きるのかなと思うので。その中で長い回を投げるっていうのが先発の仕事」
考え方はシンプルに。技術は奥深く、力の限りを尽くして追求する。今季はシーズン折り返し時点で7勝4敗、防御率2.68。74回を投げ101三振を奪っている。
ということは、シーズントータルで、期待を込めて、アバウトに計算すれば、こんな数字になる。
15勝7敗、防御率2点台。投球回数は150で200奪三振。
サイ・ヤング賞候補にノミネートされる成績であることは間違いない。
大谷への願いはひとつだ。残り3カ月もケガなく乗り切って欲しい。そうすれば、おのずと個人成績では楽しみな結果が待っている。目指せ、日本人初のサイ・ヤング賞。大谷の熱投を期待したい。
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