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「舞華は大嫌いな存在だった。でも…」スターダム“白いベルトの不死鳥”上谷沙弥がフェニックス封印を断固阻止「私からは何も奪えない」 

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原悦生

原悦生Essei Hara

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posted2022/05/11 17:01

「舞華は大嫌いな存在だった。でも…」スターダム“白いベルトの不死鳥”上谷沙弥がフェニックス封印を断固阻止「私からは何も奪えない」<Number Web> photograph by Essei Hara

「白いベルト」ことワンダー・オブ・スターダム王座を保持する上谷沙弥の入場シーン。抜群の身体能力と激しい戦いぶりでファンを魅了している

勢いに乗るMIRAIと“新旧シンデレラ対決”へ

 上谷の白いベルト戦は、いつも壮絶さが際立つ。

 昨年12月29日、中野たむから王座を奪った上谷は、ウナギ・サヤカ、なつぽい、林下詩美、中野たむ、そして舞華と、5度の王座防衛に成功した。その防衛戦5試合のうち4試合はフェニックス・スプラッシュで勝利している。

 6度目の防衛戦は、今年のシンデレラ・トーナメント優勝者のMIRAIと、5月28日に大田区総合体育館で戦うことが決まった。

 シンデレラに輝いたMIRAIにはベルトへの挑戦権が約束されていたが、彼女は同じユニット(God’s Eye)の朱里が持つ赤いベルトではなく、上谷の持つ白いベルトを選んだ。

「赤いベルトにはまだちょっと時間がかかると思うので、白いベルトに挑戦したい」というMIRAIの発言に、上谷は「何それ?」という表情を見せたが、それでもこの挑戦を受けた。昨年のシンデレラが、今年のシンデレラと戦うことになった。

 上谷がシンデレラから1年で大きく成長したように、MIRAIもこれから成長するのだろう。“新格闘プリンセス”というキャッチコピーを授けられたMIRAIへの期待感も少なくない。2人の戦いは、今までとは違う色合いのものになるのかもしれない。

 4月29日の大田区総合体育館、MIRAIはトーナメント準決勝でなつぽいを、決勝戦ではコグマを下して、優勝のシンデレラ・ドレスをまとった。そして、今度は同会場で上谷を相手に白いベルトを狙う。

「魂込めて白いベルトをもらいます。トップの似合う人間になります。自分の人生に残る試合をした上で必ず勝利して、シンデレラのMIRAIが白いベルトを新しい世界に連れて行きます」

 はたして、上谷はMIRAIにもフェニックス・スプラッシュを決めることができるのだろうか。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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