競馬PRESSBACK NUMBER
タイトルホルダーが悲願の天皇賞・春(GI)制覇なるか? 相棒・横山和生が明かした手応え「必要以上にテンションが上がる事もなく…」
text by
平松さとしSatoshi Hiramatsu
photograph byPhotostud
posted2022/04/29 06:02
前走・日経賞(GII)を見事に制したタイトルホルダーと横山和生
「タイトルホルダーと仲良く走って、結果も求めたい」
確かに和生騎手自身はGI未勝利だが、それでもこの大事な舞台での鞍上を任されたのには当然、理由があった。父の典弘騎手は先述したようにこの春の盾を3度も手にしている名手。その血を引くサラブレッドである和生騎手が、ここで大仕事をしても何ら不思議ではないだろう。
まして、和生騎手自身、ここに来て覚醒した感がある。デビュー11年目だった昨年、自身最多となる年間79勝をマーク。今年もそれを上回るペースで勝ち星を重ね、重賞だけでも3勝をマーク。今、最も勢いのあるジョッキーの1人へと成長した。
「父からは細かいアドバイスは受けていません」
ADVERTISEMENT
だから自分を信じ、タイトルホルダーを信じて阪神での盾獲りに挑む。
「タイトルホルダーと天皇賞でコンビを組めるのは凄く嬉しいし、楽しみです。僕としては仲良く走った上で結果も求めたい。そういう思いで臨みます」
そんな思い通りの結果となるか、応援したい。