サッカーの尻尾BACK NUMBER
「最初は“俊輔、俊輔”と」「他の日本人が来たときに…」古橋亨梧がセルティックで信頼と愛情を得たワケ《日本人4人連続インタビュー》
text by
豊福晋Shin Toyofuku
photograph byREUTERS/AFLO(Celtic FC)
posted2022/06/26 18:00
古橋亨梧はゴールを積み重ね、セルティックにおける日本人の評価を再び高めた
「日本人もライバルと思っている。こっそりと」
昨冬には前田、旗手、井手口が次々とやってきた。今では日本人選手は4人だ。
「半年で3人も来るとは。嬉しいですし、逆に日本人もライバルと思っている」
いい意味でも競争?
「はい。こっそりと」
前田や旗手は、古橋が負傷で離脱していた時期に日本代表でもプレーしている。カタールワールドカップ出場を決めたピッチに、古橋は負傷により立つことができなかった。センターフォワードのポジションはいまだに確定と言える存在がおらず、これから数カ月間は、日本代表FWの座をめぐる競争も待っている。
「昔から国を代表する選手でありたいとずっと思っていました。日本代表というのは、サッカーをやっている誰もが憧れる場所です。でも、僕はまだまだがんばらないと選んでもらえない。そのために必死に頑張っている最中ですね。代表での序列を覆すには、僕はFWなので目に見える結果が大事になる。もっともっと、ここで点を取り続けていきたいですね」
<つづく>
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