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結婚6年目、小松原美里&尊夫妻が明かす“共働きアスリートのライフスタイル”「プロポーズはUSJ」「卵子凍結を考えています」
posted2022/04/22 11:01
text by
荘司結有Yu Shoji
photograph by
Asami Enomoto
北京五輪フィギュアスケート・アイスダンス日本代表の小松原美里、小松原尊は、国際結婚6年目のアスリート夫婦。リンクを“仕事場”とし、リンク外でも生活を共にする関係性は、世間に置き換えるなら「同じ職場に勤める共働き夫婦」といったところだろうか。
「良い夫婦の日」にちなみ、意外なプロポーズ秘話やアスリート夫婦のライフスタイル、さらには「卵子凍結を考えている」という小松原家の将来設計について聞いた(全3回の2回目/#1、#3)。
結婚は自然な流れだった「ずっと美里がいたような感覚」
――2016年5月にカップルを結成し、17年1月に夫婦となりました。世間的には「スピード婚」ですが、競技的パートナーから私生活のパートナーとなるのは自然な流れだったのでしょうか?
小松原美里(以下、美里) 出会ってすぐの3日間にいろいろ話したのもあり、割と自然な流れだったと思います。イタリアは夏になると、スケート場が使えなくなるんです。その間にアメリカに行き、ティムのお父さんやお母さん、きょうだいに会って仲良くなりました。
それからティムと一緒に日本に帰国し、家族ぐるみの付き合いがスタートしました。家族にも「二人でオリンピックに行きたい」と喋っていましたし、私たちはすでに付き合っていたので。「ずっと一緒にいたいんだったら引退まで10年も待たずに結婚したら?」と言われました。
小松原尊(以下、尊) ふたりの性格も合っていたし、美里の家族と過ごす時間も心地よかったです。自分の人生のなかに、ずっと美里がいたような感覚で……。僕はとても運命を感じていたんです。
プロポーズは「USJでバタービールを飲みながら…」
――ちなみに、プロポーズはどんなシチュエーションで……?
美里 ふたりでUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)に行った時に、歩きながら「結婚どうする?」って話していたんですよね。たしかハロウィーンの日だった。あれ、何ビールだったっけ。
尊 バタービールで。その時の写真がありますよ!