月刊スポーツ新聞時評BACK NUMBER
本人もしこ名をかんでしまう新関脇「わかたかかげ」、高卒新人捕手・ロッテ松川虎生「緊張は特にないっす」…今年の春は「新」が大活躍!
text by
プチ鹿島Petit Kashima
photograph byKYODO
posted2022/03/31 06:00
昭和11年の双葉山以来、86年ぶりに新関脇で優勝した若隆景。5月場所では大関取りに挑む
さて「新」はまだあります。開幕から新人選手の活躍が各球団で素晴らしいのだ。開幕カードではロッテのドラフト1位松川虎生捕手(18=市和歌山高)、楽天ドラフト2位安田悠馬捕手(22=愛知大)がともにスタメンマスクをかぶった。
『史上3人目高卒新人マスク きょう16時プロ野球開幕!偉業を見逃すな!!松川虎生』(日刊スポーツ3月25日)
すでに10年選手の風格あり!
虎生と書いて「こう」と読む。なので「こういう18歳」というサブタイトルも。記者に緊張具合を尋ねられると、
「いや、緊張は特にないっす」
「怖さですか? 特にないです」
すごい。実際に面構えや所作を見るともうプロで10年くらいやってる雰囲気があって驚く。
スポーツ報知では巨人の新人投手が2日連続で大活躍。
『新人40年ぶり!!史上2人目 大勢 初S 開幕』(3月26日)
『新人史上初 大勢 連続S!!』(3月27日)
巨人のドラフト1位・翁田大勢が初登板から2戦連続セーブ。新人の活躍はそれだけではない。西武の隅田知一郎がルーキー最速白星、広島の末包昇大が開幕猛打賞、中日・鵜飼航丞や阪神・桐敷拓馬に巨人・赤星優志も開幕から奮闘。
スポーツ紙が一気に華やかになりました。新人の皆さん、これからも新庄BIGBOSSに話題でも負けるなよ!
以上、3月のスポーツ新聞時評でした。