酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
松坂大輔・筒香嘉智ら実力派vs原貢・原辰徳・菅野智之の系譜…横浜vs東海大相模、プロ入り後の成績ベストナインは? 《好対照なライバル》
text by
広尾晃Kou Hiroo
photograph bySports Graphic Number/Kou Hiroo
posted2022/03/24 11:04
松坂大輔と原辰徳。横浜と東海大相模OBの象徴的存在だ
投手は菅野が先発一番手か
・投手陣
先/菅野智之2007(107勝56敗0S0H 率2.39)※
先/岡部憲章1976(32勝29敗1S率4.25)
先/小笠原慎之介2015(24勝34敗0S0H 率4.03)※
救/吉田凌2015(3勝4敗0S11H 率3.57)※
救/小林敦2003(1勝5敗0S0H 率5.80)
今やNPBのエースともいえる巨人・菅野智之が先発一番手。東海大相模の礎を築いた原貢の孫、そして原辰徳の甥。東海大相模の歴史には原家の系譜が脈々と受け継がれている。
岡部憲章は原辰徳と同期。頭角を現したのは日本ハムに入団してからだ。小笠原慎之介は昨年初めて規定投球回数に到達。オリックスの吉田凌はスライダーを駆使して昨年の日本シリーズで活躍した。なお小笠原と吉田の同学年2人が左右のエースだった時、東海大相模は夏の甲子園を制覇している。横浜に比べると東海大相模の投手層はやや薄く見えるかもしれないが、楽しみな現役投手がそろっているのが特色だ。
チームカラーの違う両校は、今後も名勝負を繰り広げることだろう。<PL学園vs大阪桐蔭編、広島商vs広陵編に続く>