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「ネイマールやルカクら難しいタイプ」操縦の秘訣とは? トゥヘルがクラブW杯制覇直後に話した真相〈PSGで苦悩→チェルシー再建〉
text by
アレクシス・メヌーゲAlexis Menuge
photograph byGetty Images
posted2022/02/26 11:00
トゥヘル監督がクラブW杯後、NumberWebの単独インタビューに応えてくれた
「私は敗北を受け入れるのが難しく、それを消化するプロセスは常に新しい体験に感じる。一方、勝利しても満足感を覚えることはない。それは言葉にできないほどの安堵感であり、信じられないほどの幸福感だ。同時にすぐに負けるのではないかという恐怖心が湧き上がってくる。
CL決勝で早く笛が鳴って欲しいと思うのは、そのときにリードしているチームだけだ。リードされているチームは、笛が鳴って欲しくないと願う。サッカーほど白と黒がはっきりつくものはない。だからこそサッカーは特別なんだ」
「選手と頻繁にアイデアを交換しているよ」
――チェルシーでは何が最も重要な修正だったでしょうか?
「ボールに対してのプレーが、特に大きく改善された。ゲーゲンプレッシングの際に、より集中して反応が機敏になり、なおかつ予測力が上がった。
また、異なる複数のシステムでプレーできるようになることも重要だった。戦術的によりフレキシブルになり、どのチームに対しても予測しづらい戦いをできるようになった」
――3-4-2-1をメインのシステムに選んだ理由は?
「チェルシーにいる選手たちに、最も合うシステムだからだ。このシステムだと全体をコンパクトにして相手を簡単にプレーさせないようにでき、自分たちのポテンシャルを最大限に発揮できる。
私たちの選手は戦術について話すのが好きなので、頻繁に選手とアイデアを交換しているよ」
――3-4-2-1のウイングバックにどんな役割を求めていますか?
「右ウイングバックのアスピが前へ出たら、左ウイングバックは後ろに留まって安全を確保しなければならない。それはマルコス・アロンソであろうと、ベン・チルウェルだろうと同じだ。
逆に左ウイングバックが前へ走ったら、アスピが後方に留まってリスクを管理する」
ネイマール、ムバッペ、ルカク……難しいタイプをどう扱う?
――あなたはPSGでネイマールやキリアン・ムバッペを指導し、そして現在チェルシーにはロメル・ルカクがいます。難しいタイプをマネジメントする秘訣は?