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「箱根駅伝4連覇を目指す」「先輩だろうと、負けるのは嫌」区間新・ごぼう抜きの新星や大エースは何を考え、大舞台を駆けたのか 

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posted2022/01/05 11:03

「箱根駅伝4連覇を目指す」「先輩だろうと、負けるのは嫌」区間新・ごぼう抜きの新星や大エースは何を考え、大舞台を駆けたのか<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

第98回箱根駅伝も数々のドラマがあった

 7.2km地点で先頭を走る中大を追い抜くと、その先は自らとの勝負となる中、1時間6分13秒で走り切った。ヴィンセントの区間記録(1時間5分49秒)更新こそならなかったが、歴代で見れば相澤晃(1時間5分57秒)、モグス(1時間6分4秒)に次ぐ歴代4位の好記録だった。

 ちなみに駒大ランナーの2区で区間賞獲得は、現在監督を務める大八木弘明以来36年ぶりというおまけつきだった。

「大八木監督に言われたタイムは最低基準」

「大八木監督に言われたタイムは最低基準。1000mを『2分50秒で5本やりなさい』と言われたら、2分50じゃなくて49秒とか48秒でやるようにしていますし、ラスト1本を40から45って言われたときも、感覚的に8割ぐらいの力で抑えながら走るような感じです」

 大会前、田澤は大迫傑との対談に臨んだ。その際には大八木監督に言われたことを咀嚼し、さらに高い基準を課していたと語っていた。

 12月4日の日体大記録会では日本歴代2位となる27分23秒44をマークするなど、日々成長している田澤。「トラックではパリを目指すんで。世界と戦うのが目標なんで」と世界との戦いにも視線に向けているだけに、今後の走りも楽しみだ。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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