大山　おふたりはいつからバレーボールを始めたんですか。

つぐみ　小学校1年生です。一緒に始めました。父が少しだけバレーをやっていたというのと、あとは全日本の試合をテレビで見ていて、自分もああなりたいなというふうに感じたことです。

めぐみ　ふたりで一緒にテレビを見ていて、バレーボールやろう、ってね（笑）

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大山　双子でコートに立っていて、メリットを感じたことはある？

めぐみ　やっぱり一番信頼できる存在なので、人には言えないきついようなことも言えるし、お互い切磋琢磨できるので、ふたりとも一緒に成長できるのがメリットかなと思います。

つぐみ　お互いの苦手な部分、得意な部分をわかっているので、補い合えるというか。

大山　やっぱり意思の疎通って言葉に出さなくてもできたりするものなんですか？

めぐみ　ボールが2人の間に来たときとか、どっちかな？と思うときに、意外と迷わないかもしれないです（笑）。

大山　すごーい。あっ、行ってくれるとか、行かないってわかるんだ。ちなみに「メグツグ」って呼ばれるのはどうなんですか？　嬉しい？

めぐみ　大山さんが栗原（恵）さんと「メグカナ」と呼ばれていたのを知っていたので、ちょっと嬉しい気持ちです（笑）。

大山　エーッ、知ってくれているの！？　当時は“セット”で呼ばれることに疑問を感じたこともあったのですが、今考えるとみんなに覚えてもらえるきっかけになったからすごいありがたいことだなと思っていて。

つぐみ　私たちの場合は顔が同じなので（笑）。今はたぶん番号とか、ポジションで見分けてくださっているんですけど、プレーで「あ、こっちは妹だな」とか、そんな選手になりたいです。

スパイクを放つ妹・つぐみ（2021年）©︎Yohei Osada/AFLO SPORT

ケンカは「食べ物ぐらい」

大山　いい関係性ですね。双子ということで比べられることも多かったですよね。

めぐみ　自分でわかっていることですが、妹に負けている部分を周りから指摘されるとけっこう落ち込みます。

つぐみ　私も同じです。ただ、しんどい気持ちもありますが、それが逆に頑張る力にもなるんです。だから一緒に頑張ってこれたので、双子でよかったなって思います。

大山　素敵！双子を持つ母としてすごく励まされます（笑）。ちなみにふたりはずっと仲良しなんですか？

めぐみ　あんまりケンカはしないです。ケンカするとしたら、食べ物ぐらい（笑）。

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