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「だいぶ伸びたな〜」春高バレー大注目“210cm”牧大晃(3年)の成長に元代表エース山本隆弘もびっくり? 中学時代に送ったアドバイスとは
posted2022/01/04 17:01
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Naoki Nishimura/AFLO SPORT
身長210センチを誇るアウトサイドヒッター・牧大晃(3年/香川・高松工芸)に話を聞いたのは、日本代表のエースとして活躍した身長201センチの“レフティー”山本隆弘さん。中学時代から牧選手の存在に注目していたと言います(#2 習志野・高橋慶帆×福澤達哉、#3 就実・深澤めぐみ&つぐみ×大山加奈 へ)。
山本 いよいよ春高開幕が近づいてきました。調子はどう?
牧 調子はいいです(笑)。以前よりもスパイクの威力は上がっていると思いますし、打ち切るイメージがついてきました。守備面でも、春高の県予選の決勝を終えてから、できていなかったことをもっと考えるようになって、ちょっとずつうまくできるようになってきました。
山本 牧くんのことは中学生の頃から練習を見させてもらってきたよね。身長は何センチになった?
牧 今、210センチです。
山本 だいぶ伸びたな〜中学の頃でも192センチぐらいあったよね。小さい頃から大きかったの?
牧 そうですね。自分は何も思っていなかったんですけど、写真を見返すと幼稚園の頃からひとりだけずっと大きかったです(笑)。
山本 中学時代から身長は大きくて目立っていたけど、当時はまだ筋力がともなっていなかった。動きたくても動けなかった、というのが最初の印象というか。一緒に練習を見た(植田)辰哉さんと基礎練習やレシーブ練習をちゃんと続けてね、と話した覚えがあります。
牧 はい、覚えています。身長が高いことでサーブレシーブができないと思われることも多いのですが、海外を見れば背が大きい選手でも当たり前のようにレシーブ技術が高いです。そこはこれからもっと磨きたいと思っていますし、今も取り組んでいます。
山本 牧くんは大きいのに動きがしなやかだよね。レシーブではどんなことを意識しているの?
牧 今までは上げることしか意識していなかったんですけど、最近は面の位置や向きを意識するようになりました。1歩目を出す意識も(9月の)代表合宿で教わりました。
山本 練習生として参加した代表合宿の話も聞かせてください。率直にどうだった?