- #1
- #2
欧州サッカーPRESSBACK NUMBER
堂安律がPSVで得つつある信頼… 懐かしの“香川真司の元相棒”ゲッツェ、“89億円の価値”スペイン代表MFを撮って気づいたこと
posted2021/12/15 17:05
text by
中島大介Daisuke Nakashima
photograph by
Daisuke Nakashima
12月9日、ヨーロッパリーグ、レアル・ソシエダ対PSVの撮影のためスペイン北部バスク地方のサンセバスチャンを訪れました。
両チームともにこの試合の勝利にグループリーグ突破を賭けた最終節。日本代表・堂安擁するPSVは引き分けでも勝ち抜けを決められる、やや有利な立場でアウェイのレアレ・スタジアムへ乗り込みました。
この日のサンセバスチャンは予報通りの雨でしたが、会場に向かう時間帯には日中の豪雨と暴風は勢力を弱め、傘なしで会場に向かえました。
堂安と対面でマッチアップした激しいバトル
ソシエダが先にピッチに現れ、ゴムベルトなどを使いながらアップを始めました。またPSV側では、堂安が先発組としてメンバーとコミュニケーションを図りながらアップをします。
堂安着用のプーマのスパイクには日の丸が入っていました……が、このころから雨がポツポツと降り始めました。ソシエダのマスコットはコロナ対策のマスクを着用しています。また熱狂的なゴール裏サポーターの中には子供のファンも見受けられました。
両チーム入場のタイミングを前にして、雨脚が強くなってきました。
開始早々、右サイドに入った堂安が大きくサイドに開いてボールを受けると、対面するソシエダ12番アイエン・ムニョスはかなり強く、ファールすれすれの激しさで体を当てにいきました。また、中盤ではソシエダのスビメンディ、PSVのグティエレスも激しい競り合いを見せていました。
なおスビメンディは、今夏の東京五輪スペイン代表の主力として、堂安とも日本代表戦で対戦していた選手です。
DFラインからボールをつないで行くソシエダに対し、堂安はサイドバックにプレスをかけます。また、DFラインの裏にボールを呼び込みますが、なかなかボールはまわってきませんでした。
最初にぶつかり合った堂安とアイエンは試合を通して激しくやり合っていました。