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欧州サッカーPRESSBACK NUMBER
久保建英が“鉄壁アトレティコDF”をミスらせた 今季初ゴール写真に感じる「タケの厄介さ」とは〈撮影者の視点〉
posted2021/12/06 17:05
text by
中島大介Daisuke Nakashima
photograph by
Daisuke Nakashima
12月4日、リーガ16節アトレティコ・マドリー対マジョルカ戦の撮影をしました。
昨シーズンのリーガを優勝しているアトレティコですが、10月以降、CLでは3連敗。リーガでは負けこそしていませんが、4勝3分けと波に乗れていません。
一方のマジョルカは、リーガで7試合勝ち星を挙げていないものの、前節の対ヘタフェ戦で2カ月ぶりの復帰を果たした久保に期待がかかっていました。
格上アトレティコを相手に、久保の先発復帰はあるのかと期待しながら、アトレティコの本拠ワンダ・メトロポリターノスタジアムに向かいました。
ベンチスタートの久保とアンヘルの談笑に……
スタメンが発表され、久保は大事をとってかサブでのスタートとなりました。
ベンチスタートとなったアンヘルと久保。アンヘルの一言に久保が破顔していました。試合終了間際にこの2人のパス交換からドラマが生まれるとは想像もできませんでした……。
両監督の挨拶を経て、アトレティコファンとしても有名だったアルムデナ グランデスさんが亡くなったことに黙祷が捧げられました。
試合は開始早々からアトレティコがゴールチャンスを生み出しますが、ゴールは奪えず。先発出場したものの悔しがるクーニャ。対するマジョルカは攻撃のキーマンであるイ・ガンインも自陣深いところまで戻って守備に追われます。
中盤ではババ、ガラレタがファールを厭わず、激しくアトレティコに詰め寄りました。この試合それぞれが1枚ずつイエローカードをもらっています。
序盤、アトレティコペースながらもマジョルカはボックス内までは侵入させずに跳ね返していましたが、前半20分を境に、次々とアトレティコがマジョルカゴール前に攻め入りました。
DFラインの裏に抜け出したグリーズマンにクロスが入りますが、コントロールしきれませんでした。攻勢をかけるアトレティコで、攻守の要になっていたのはデパウルでした。