《野球部あるある》ダンビラムーチョのYouTube撮影術＆ギャラ事情「ネタは即興でボツはなし！」「お陰でバイトをやめました」

――YouTubeで高校時代の雄姿を見ました。ヒットシーン、カッコよかったですね。二人とも右打者で、引っ張りの強烈な打球でした。

大原優一（以下、大原）　誰も気づいてないみたいなんですけど、あれ、120キロぐらいのストレートがど真ん中にきてるんですよ。

原田吉洋（以下、原田）　僕のも、信じられないほど打ちやすい球ですから。

――いやいや、しっかり振り込みをした者のスイング、打球でしたよ。

大原　もう野球の思い出しかないですから、高校時代は。

原田　家でめっちゃ素振りとかしてましたね。バカみたいに。

当初YouTubeは「芸人がやるものじゃない、みたいな」

――最近知ったのですが、お二人は、高校野球の経験を生かした「野球部あるある」などのショートコント動画を中心に配信し、15万を超える登録者数を持つ人気ユーチューバーでもあったんですね。私は漫才の印象しかなかったもので。

大原　逆に、僕らのこと、ユーチューバーだと思っていた人もけっこういましたからね。

――最近でこそ芸人にとってYouTubeは「必須科目」のようになっていますが、お二人が始めたのは、かなり早かったんですよね。

原田　僕らは2010年、NSCに入学するときにコンビを結成して、YouTubeを始めたのは13年でした。

大原　ちょうど吉本がユーチューバーを育てるみたいなプロジェクトを始めたときだったんです。「YouTubeやってみないか」と言われて、軽い気持ちで「はい」と。

大原優一（左）と原田吉洋（右） ©Ichisei Hiramatsu

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――その頃、YouTubeをやっていると言ったときの周囲の反応は、どのようなものだったのですか。

大原　ちょっとバカにされていましたね。

原田　芸人がやるものじゃない、みたいな。まだテレビ全盛だったので、素人がテレビの真似事をやっている世界だろみたいな見られ方をしていたんです。

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