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冨安健洋に地元紙「10点満点で2点」の超低評価は妥当なのか? アーセナル4戦目で味わったプレミアの洗礼とは 

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田嶋コウスケ

田嶋コウスケKosuke Tajima

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posted2021/10/05 17:02

冨安健洋に地元紙「10点満点で2点」の超低評価は妥当なのか? アーセナル4戦目で味わったプレミアの洗礼とは<Number Web> photograph by AFLO

冨安健洋は激しい雨に打たれながら守備に奔走。クリーンシートに貢献したが、過去3試合とは一転して厳しい評価も下された

 冨安は試合後、アーセナルの公式サイトに対し、厳しい表情で次のように語った。

「結果に満足していないが、相手がほとんどの時間帯で試合を支配していたので、1ポイント獲得を前向きに受け入れないと。クリーンシートには満足している。ペナルティエリア内ではデュエルに勝っていたと思うので、前向きに考えたい。だが、エリア内だけのことだった。他のスペースで、我々はほとんどのデュエルに負けていた。改善する必要があると思う」

先輩・吉田麻也が語った代表戦との両立の難しさ

 さて、プレミアリーグは国際マッチウィークに突入し、冨安も日本代表の一員としてW杯アジア最終予選の会場となるサウジアラビアに飛び立った。

 日本の埼玉スタジアムで行われるオーストラリア戦を含め、ここから長距離移動を強いられることになる。当たりの激しいプレミアリーグで戦いながら、いかに日本代表戦をこなしていくか。プレミアリーグの先輩である吉田麻也は、2020年1月までプレーしたサウサンプトン在籍時に日本代表との両立の難しさについて次のように話していた。

「(代表の一員として)日本との行き来をしながら、時差や自分のコンディション、所属チームの監督からの信頼など、サッカー以外の色々なものと戦わないといけない。

 それができるかどうかが、今後の鍵になると思います。それは冨安だけじゃなくて、他の海外に出ている若い選手たちも一緒です。だけど、僕よりも上の世代の人達は同じように代表戦をこなして、欧州に戻ってくる生活をしてきた。みんなそうやってきた。

(自分は代表戦後)試合に出られなくなるという歯がゆい思いを毎回しているけど、それをなんとか変えられるようにしてほしいなと。僕はあまり変えられていないので、若い世代で変えていってほしい。それはもちろん、日本サッカー協会もやっていかないといけないこと。例えば、フレンドリーマッチを欧州でやる回数を増やすとか。それを言い始めると、この話は1時間かかるね(笑)」

 冨安自身、プレミアリーグ挑戦から約1カ月が経過したところで日本代表に参加することになった。デビューからの3試合は勝利に大きく貢献したが、直近のブライトン戦では世界最高峰と言われるプレミアリーグの難しさも体験した。

 この経験を糧に変えられるか──。アーセナルの次戦は、10月18日に行われるクリスタルパレス戦となる。

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