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「ショウヘイはユニコーン」「これからの自分の基準」 大谷翔平27歳《46本塁打100打点26盗塁》 仲間と本人の率直な評価は?
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byNanae Suzuki
posted2021/10/04 17:06
46本塁打100打点26盗塁。タイトルこそなかったとはいえ、大谷翔平はメジャー4年目で特大のインパクトを残した
冒頭の言葉は9月に「Number」のインタビューに答えた際のもの。9勝2敗、防御率3.18、156奪三振という投手成績を含めてこれだけの成績を「基準」とすること自体が規格外だが、大谷の潜在能力であれば……と早くも2022年に期待が高まるばかりだ。
何しろ、チームメートも「ショウヘイに不可能はない」と言っているのだから。
ホームランを打って、101マイルを投げるなんて
<名言2>
彼は間違いなく「ユニコーン」だ。
(ジャレッド・ウオルシュ/NumberWeb 2021年4月19日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/847804
◇解説◇
「ホームランを打って、101マイルを投げるなんて信じられないね」(マイク・トラウト)
「彼はメジャーにいながらリトルリーグでプレーしているようだ」(マックス・スタッシ)
エンゼルスのチームメートから絶賛の嵐である大谷。そんな彼を想像上の生き物にたとえたのは、同じく二刀流経験のあるウオルシュだった。
「クラブハウスでの日々の立ち振る舞いは尊敬に値するほど素晴らしい。115マイルもの力強い打球を放ち、100マイル以上のボールを投げることは、肉体的に大きな負担がかかる。投打への集中力を同時に保つことも同様。本当に難しいことなんだ」
そんなウオルシュだが、トラウトらの負傷離脱などで弱体化した打線にあって、打率.277、29本塁打98打点、OPS.850と大谷に次ぐ好成績を残した。来シーズンはトラウトらの復帰とともに、シーズン終盤戦に四球攻めにあった「ユニコーン」の大谷をバックアップするようなウオルシュの打棒炸裂を見たいところだ。
<名言3>
フットボールは週1度、バスケットボールは3度。それに対して、ほとんど毎日プレーしている選手。さらに投げて、打っている。それは本当に難しいこと。過小評価されるべきではないくらい、もの凄いこと。
(ジョー・マドン/NumberWeb 2021年7月18日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/848898
◇解説◇
大谷に対する称賛は、メジャーリーグにとどまらない。NBAのケビン・デュラントは現地で観戦したほど夢中に。またアメフトのNFLで最優秀守備選手に3度輝くなどのスーパースター、J.J.ワットも「多くの人がショウヘイ・オオタニについて話題に挙げていると思うが、まだ足りない。彼が野球界でやっていることは、驚異的」と称したほどだ。