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群雄割拠の女子テニス
posted2021/10/02 07:00
今年11月13日で19歳になるラドゥカヌ。ルーマニア人の父と中国人の母は金融業界で働いており、ラドゥカヌも数学と経済学を学んでいるという
text by

小川勝Masaru Ogawa
photograph by
Getty Images
テニスの全米オープンは、男子がダニール・メドベージェフ、女子がエマ・ラドゥカヌの優勝となった。男子はメドベージェフがノバク・ジョコビッチに勝って、大会2度目の決勝で初優勝を果たしたが、女子はラドゥカヌが大会初出場で初めての優勝を飾った。
ラドゥカヌは18歳、グランドスラム大会は2大会目で、予選から勝ち上がっての出場だったが、1セットも落とすことなく優勝した。パワーのテニスではなく、リターンの精度によって、たびたび相手のサービスゲームをブレークした。ラリーでは、体勢を崩されても相手のコートに深くボールを打ち込んでポイントにつなげた。パワーの面でさらに伸びるとすれば、どういったプレーヤーになっていくか見ものだ。
こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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