酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
大谷翔平が「イチロー以来の最多敬遠」に? 貧打エンゼルスの悲哀もホームラン王への朗報は…《3戦11四球はMLB記録》
text by
広尾晃Kou Hiroo
photograph byNanae Suzuki
posted2021/09/25 19:15
ストライクゾーンで勝負してもらえず歩かされる。8月以降明らかに増えた大谷翔平の四球数は、強打者と認められた証拠だが……
大谷の調子は上向き、心ばかりの朗報は……
とはいえ45号ホームランが出て以降、大谷の調子は明らかに上向きである。打球が上に上がるようになった。それだけに勝負してほしいし、数少ない打席で何とか快打を飛ばしてほしい。
心ばかりの朗報は敬遠最多のアストロズとの対戦がもうないことだ。エンゼルスの残り8試合の対戦相手はマリナーズが5試合、レンジャーズが3試合。マリナーズ戦は4本、レンジャーズ戦は3本の本塁打を放っている。
前述したとおり、マリナーズはワイルドカードでのポストシーズン進出の可能性が残っているので、シビアな戦いになるだろう。ただ勝負さえしてもらえれば、大谷翔平にはまだ本塁打王の可能性は十分に残っていると言えよう。
そして一部には日本人、アジア人にタイトルを取らせたくないという意識が存在しているという話も出ているが、そういうことはないと信じたい。
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