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昨季終了後に「やることが見えている」。筒香嘉智が克服した日米の差。
posted2021/09/28 07:00
text by
四竈衛Mamoru Shikama
photograph by
KYODO
覚醒でもなければ、偶然でもない。パイレーツへ移籍した筒香嘉智が、満を持して本来の豪快な打撃を発揮し始めた。8月29日、日本人としてはイチロー以来2人目となる「逆転サヨナラ」の3ラン。9月5日には、パイレーツの選手としてデビュー以来、球団史上最速となる42打数で7本塁打に到達するなど、これまでの鬱憤を晴らすかのように快打を連ねた。
昨季は、開幕戦で本塁打を放ったものの、その後は低迷。時速95マイル(約153km)超えの速球を苦手とするデータが蓄積され、左腕相手には、ベンチで待機する日々が続いた。それでも、メジャー1年目を終えた際、筒香はハッキリと言った。