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《南米2強が激怒・批判》メッシ「なぜもっと前に…」 ネイマールも呆れた“ブラジルvsアルゼンチン9分で中止騒動”が奇怪すぎ 

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沢田啓明

沢田啓明Hiroaki Sawada

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posted2021/09/09 06:00

《南米2強が激怒・批判》メッシ「なぜもっと前に…」 ネイマールも呆れた“ブラジルvsアルゼンチン9分で中止騒動”が奇怪すぎ<Number Web> photograph by Getty Images

ブラジルvsアルゼンチンというW杯予選屈指の好カードが9分で打ち切りの非常事態。現時点では試合の処遇は決まっていない

一方の国だけを処分したら、こじれることは確実

 この問題についてブラジルのメディアの多くは「AFAがブラジルの法律を遵守しなかったのが原因」、「ブラジル政府に4選手の隔離免除の要請をするのも遅かった」としてアルゼンチン側に落ち度があったとする立場を取る。

 一方、アルゼンチンのメディアの大半は「世界フットボール史に残る恥」としてブラジル政府と保健当局の対応を批判。「FIFAは、この試合をアルゼンチンの勝利とみなすべきだ」という声が多い。

 FIFAの裁定を予想するのは難しいが、もし一方の国に非があるとしたら、この問題がさらにこじれるのは間違いない。個人的には、誰にも処罰を下さず、前半5分からの再試合とすべきではないかと考えている。

超過密日程の中で代替試合はできるのか

 ただし、パンデミックのせいで今季も日程が非常に窮屈になっており、この試合をどこかに組み込むのは容易ではない。ブラジルとアルゼンチンが順位の上位を占めており、南米予選の全18試合のうちこの試合を除く17試合を終えて両国がW杯出場権を獲得していたら、この試合は行なわれないままとなることもありえるのではないか。

 最後に、筆者のブラジル人の友人の意見を紹介したい。彼は「ANVISAは判断を間違えた」と断言する。

「彼らが試合を中断すべきだったのは、この試合じゃない……。2014年W杯ブラジル大会準決勝で、ブラジルがドイツに大量のゴールをぶち込まれたじゃないか。あの試合こそ、奴らがピッチに入って試合を止めるべきだったんだよ」

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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