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〈金メダル獲得〉松岡修造がラリーで「わ! 取れない!」に「キャハハ!」 パラバドミントン里見紗李奈は“ゆるふわ”だけどスゴく“負けず嫌い” 

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松岡修造

松岡修造Shuzo Matsuoka

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photograph byNanae Suzuki

posted2021/09/04 20:00

〈金メダル獲得〉松岡修造がラリーで「わ! 取れない!」に「キャハハ!」 パラバドミントン里見紗李奈は“ゆるふわ”だけどスゴく“負けず嫌い”<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

多くの車いす競技を取材してきた松岡修造さんも、さすがにラケットを振りながらは難しい!

山崎「彼女は練習中も基本的にネガティブですよ」

松岡「パラバドミントン体験はこれくらいにして、そろそろ、ゆっくり座ってお話ししましょう」

里見「え、バドミントン、もうやらないんですか!? 寂しい」

松岡「じゃ、僕がコート半面、紗李奈さんが全面でやりますか?」

里見「いや、負けます。負けますよ」

松岡「ずいぶん弱気じゃないですか。いつもそうなの?」

里見「私、あまり自信ないんですよ」

山崎「彼女は練習中も基本的にネガティブですよ」

松岡「え? 紗李奈さんがネガティブ? 表情はずっと笑顔ですよ。『私、無理無理』って言いながらニコニコしているからネガティブに見えません」

山崎「ただ、すごい負けず嫌いなので、自分にできないことを習得しようとする努力はものすごい。時間をかけて努力します」

里見「あざっす」

松岡「軽い……」

里見「とにかく、実際のパラバドミントンの動きを見てもらいたいです」

(構成:高樹ミナ)

<第2回に続く。関連記事からご覧になれます>

 ※本取材は緊急事態宣言が出る前に行ったものです。

里見紗李奈(さとみ・さりな)

1998年4月9日、千葉県生まれ。2016年5月、高校3年生のときに交通事故に遭い脊髄を損傷、両下肢に障がいが残る。'17年の春に父親のすすめでパラバドミントンを始める。同年8月のデビュー戦でシングルス3位、12月の日本選手権でシングルス準優勝。'18年7月のタイ国際では日本のエース山崎悠麻選手と組んだ女子ダブルスで準優勝。'19年8月の世界選手権でシングルス優勝、ダブルス3位。東京2020大会ではメダルを期待されている。クラスはWH1。NTT都市開発所属。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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