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「僕は以前よりも強くなった」イタリア代表にしてインテルの中核、ニコロ・バレッラがコンテ元監督の下で得た成長

posted2021/08/26 17:00

 
「僕は以前よりも強くなった」イタリア代表にしてインテルの中核、ニコロ・バレッラがコンテ元監督の下で得た成長<Number Web> photograph by L’Équipe

セリエAの最優秀MFに選ばれる活躍で、攻撃的MFとしてインテルのスクデッド獲得に貢献したバレッラ

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 ニコロ・バレッラは11シーズンぶりのスクデット制覇を果たしたインテルの中心選手であり、1968年以来のヨーロッパ制覇を成し遂げたイタリア代表の中核でもある。『フランス・フットボール』誌5月18日発売号は、バレンティン・パウルッツィ記者によるバレッラのロングインタビューを掲載している。スクデット獲得の後、EUROに臨む前の時期である。

 リモートによる45分間のインタビューを、前後2回にわけてお届けする。FF誌ではカリアリの伝説であるルイジ・リーバと、彼が対戦したなかで最高の選手だったリオネル・メッシ、それからイルカイ・ギュンドガン(理由は不明)のインタビューを読みたいと言い、インタビューに自らタイトルをつけるとしたら「インテルはまるで良質のピノノワールのようだ!」にするというバレッラが、インテルと監督のアントニオ・コンテ(5月26日に監督解任)について、3週間後に迫ったEUROについて語った。(全2回の1回目/#2に続く・肩書や年齢などは『フランス・フットボール』誌掲載当時のままです)

(田村修一)

――正直なところ、コンテを監督に迎えたときから、スクデット獲得は時間の問題だったといえましたか……。

「たしかにスクデットを得ることは現実的で、昨シーズンに実現していてもおかしくはなかった。監督を理解し、彼のメンタリティに入り込んでいくための時間が必要だった。2年目のシーズンは、タイトル獲得を目標にスタートした」

コンテは大きな推進力だった

――監督がいつも語っている言葉とは……。

「どうしたらスクデットを獲得できるか、そのプロセスについて常に話し合った。昨年は2位で終わり(優勝はユベントス)、ヨーロッパリーグも決勝で敗れた(セビージャに2対3で敗北)。これを挫折というものもいるが、それがあったから今季はタイトルを獲得できた」

――あなたも2019年夏に、コンテとときを同じくしてインテルに入団しましたが偶然ですか?

「インテルはある時期から僕に興味を示していたが、コンテの監督就任が入団を後押ししたのは間違いない」

――タイトル獲得の最大の要因は彼でしょうか?

【次ページ】 インテルでポジションを得る方法

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