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貧しい生い立ち→10代でゴール量産も「Jリーグ、ムリ」や“227分でイエロー1枚”… 超人な問題児フッキの強烈すぎ半生
 

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沢田啓明

沢田啓明Hiroaki Sawada

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photograph byJ.LEAGUE

posted2021/08/20 11:01

貧しい生い立ち→10代でゴール量産も「Jリーグ、ムリ」や“227分でイエロー1枚”… 超人な問題児フッキの強烈すぎ半生<Number Web> photograph by J.LEAGUE

札幌や東京VなどJリーグでも大暴れしたフッキ

 日本での成績は、J2で83試合に出場して63得点、J1で28試合に出場して11得点。J2では圧倒的な結果を残したが、J1では抜群の成績というほどではなかった。それゆえ、ポルトガルへ渡った時点では、「欧州でどこまでやれるのか」という懐疑的な声が少なくなかった。

“227分に1枚”のイエローカード換算

 約3年半を過ごした日本でのプレー時間は9765分で、イエローカードが35枚、イエローカード2枚によるレッドカードが3枚、一発レッドカードが1枚。レッドカードをイエローカード2枚に換算すると、日本では227分に1枚のイエローカードをもらっていた。

 ラフプレーが多いことで知られるポルトガル代表CBペペ(元レアル・マドリー。現ポルト)でも、これまでのキャリアでもらったイエローカードが291分に1枚。日本時代のフッキは、アタッカーでありながら世界で最も乱暴なレベルのCBより28%も多くカードをもらっていたことになる。

 フッキと言えば、日本のファンには今でも「強烈無比の左足シュート」と「問題児」というイメージが強く残っているはずだ。

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